活動報告

村民の意見聴取会終わる

2012年11月1日(木)

[ 活動報告 / 村議会 ]

議会原子力問題調査特別委員会が開いた「東海第二原発について住民の意見を聴く会」が終了しました。ご協力いただきましてありがとうございました。
25日の聴取会では、297名の参加者がありましたが、受付開始時間より早い17時過ぎには、退勤後まっすぐ来られたとみられる大勢の原電ほか原子力関連事業所の方々が詰めかけました。
9ヶ所分準備した受付用紙はとても足りなくて、急遽14ヶ所に追加しましたが、一時はそれでも待っていただく感じになりました。発言者は37名でした。
28日は日曜日なので、25日を上回る参加者があると見ていましたが、日曜日にわざわざ出てくるお勤めの方が多少少なかったのでしょうか、230人余りでした。発言者は40名でした。

出していただいた意見は、両日とも真っ先に発言されたのは再稼働中止・廃炉を求める方々でした。「フクシマの解明がない。フクシマの反省がない。原発技術は不完全、地震国日本にふさわしくない。命と経済を天秤にかけることは誤りだ。新しい自然エネルギーで雇用も経済も成り立つ・・・」等々、その後も再稼働中止・廃炉を求める意見は、さまざまな角度から多くの意見が出されました。

再稼働すべきとの意見は、原電関連の職員が多かったようです。多くは「フクシマの事態は残念な事態。それでも原発は安全」という意見です。今原電が東海第二の再稼働に向けてとっている多額をかけた対策により大丈夫。国策となっているようにエネルギーは原発が主でなければ成り立たない。環境にも最良。自然エネルギーはどれも不完全で非効率的・・・等々でした。

メールでの意見も、直接記入用紙に書かれた意見もすべて意見のみ、のちにまとめて議会ホームページ上で公開いたしますのでお待ちください。きっと、発言も公開されると思います。

原発技術の実態をきちんと見ようとせず、自民党による強引な日本での原子力導入以来、無謀な商業用としての推進は、住民の安全確保より、営業優先でした。推進のために「原発には夢や希望があると住民に錯覚させる」ための費用はこれまでどれだけ使ってきたでしょうか。住民の納める税金が結局住民を苦しめるために50年以上も多額が使われてきたのです。地球環境や住民の健康で安全な暮らしのためにと本来自然エネルギーの研究にかけるべき費用は比較したら微々たるものです。ここにこそ、自治体への支援も含めて費用(税の使い方)をかけるるべきです。

請願の採決がいつになるのか、まだ委員会を開いていませんのではっきりしませんが、再稼働せず廃炉の方向を明確に打ち出すために力をつくしたいと思います。

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