2024年11月24日(日)
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東京郊外の米軍横田基地(福生市など5市1町)にある在日米軍司令部の都心への移転が検討されていることを米軍の準機関紙「星条旗」が報じた問題で、日本共産党の山添拓参院議員、都議団、港区議団は21日、防衛省に説明を求め、問題をただしました。麻布ヘリ基地撤去実行委など平和団体の代表が同席。都議団から尾崎あや子都議が参加しました。
報道によると移転先として想定されているのは港区六本木の米軍基地「赤坂プレスセンター」。同所にはヘリポートが置かれ、住民は激しい騒音にさらされてきました。防衛省(新宿区)に近く、移転は自衛隊を米軍の指揮下に組み込む日米指揮統制の連携強化の一環と指摘されています。
参加者は、▽首都に他国の基地があることは異常で、その司令部が首都の真ん中にくることは看過できない、▽在日米軍司令部は統合軍司令部として再編がすすめられており旧来の司令部の単なる移転にとどまらない▽戦時になれば標的にされる危険が高い▽移転に伴う基地増強の可能性▽同センターは都や港区などがくり返し返還を要望してきたこと―などを指摘、計画はやめさせるべきだと強く求めました。
防衛省の担当者は、来年3月までに自衛隊の「統合作戦司令部」が創設されることを念頭に日米の作業部会で議論されるが、「現時点で場所を含め決まっていることはない」とし、基地増強などについて「懸念のあることは承知している」などと述べました。
写真は自衛隊百里基地(茨城県)前に掲げられた看板