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3.11を忘れない東海イレブンアクションに参加!

2024年8月11日(日)

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3.11を忘れない東海イレブンアクションに参加


      訴えました❣

駅前の皆さん、お買い物の皆さんこんにちは!村議会議員の大名美恵子です。お盆が目前で何かと気ぜわしい時ではないでしょうか。

皆さん今日811日は、私たちが毎月11日に行っている「福島原発事故をくり返させない、東海第二原発の再稼働ストップ」を皆さまに訴え、よびかけさせていただく日です。暫くの時間、ご協力をどうぞ宜しくお願いいたします。そしてまずもってどうか皆さん、力をあわせて危険な東海第二原発の再稼働は中止させましょう。

皆さん、東海第二原発は現在、取水口の防潮堤工事の一部に重大な失敗があり、その調査と対策に日本原電は大変難儀しているようです。工事全体の中でも最も重要な部分の工事だと、原電自ら言っていた場所の工事が失敗、じゃこれから取水口の防潮堤をどんなふうに作っていくのか、この事を決められないでいるのです。本当に大変なことです。

私は7月のこの場での訴えでもお話ししましたが、こうしたもと原子力規制委員会は、「取水口防潮堤の基礎工事についてやり直しも含めて検討する」よう原電に求めました。私は、719日に議会として、東海第二原発の工事状況を視察した際に、「規制委員会が言っている工事のやり直しとは、どういう方法を言っているのか」と原電に質問しました。そうしたら原電は「2つの方法が考えられる」と言っていました。

◆1つは、巨大な防潮堤の基礎の内側がくりぬかれている部分、中実部と言いますが、この中実部だけを補強して必要な強度を持たせる方法。

もう一つは、基礎の外側に新たな土留めをつくって、不具合のあった地中連続壁つまり巨大な鉄筋カゴのつなぎ合わせに失敗したものを撤去し、その後で再施工する方法だと言いました。そのことについては現在、検討している最中だとも言っていました。そして原電としては8月末ぐらいに、どういう風に工事のやり直しをするか、決めたことを規制委員会に説明するとのことです。

皆さん、私はこれら一連の経過を見て思うのは、原電はこれ以上東海第二原発の再稼働をめざした工事はやらなくていいのではないかという事です。覚えていらっしゃるでしょうか。東海第二原発の敷地内では昨年一昨年と火災が頻発し、山田村長が「原電の組織風土に問題があると言わざるを得ない」と厳しく対応を求めました。実はその火災の中にはあろうことか、「1989年以前の作業ミスに関わるもの」もあるとのことです。とんでもありません。原電としては「大した火災ではない」と思っても、「そういう事で済ましてはダメです」という事を村長は言ったのです。

では工事の失敗の方はどうでしょうか。一番大事な工事だと自ら認識していながらその失敗について、行政や住民に知らせないでいいと、当初考えていた思想。そして明らかにしてからも工事のやり直し方法の検討に時間がかかり、規制員会のGOサインが出ていない事。茨城県の話では、この工事以外にもいくつも遅れている工事があるとの事ですが、要は、原電は計画的に工事を進めることができない状況に陥っているという深刻さがあるという事です。

皆さん、運転を開始してから45年間を過ぎた原発、そしてこの13年間は運転していない原発、東海第二原発は住民や行政からすれば、原電はもうこれ以上「どうしたら再稼働できるか」などと難儀なことを考える必要はありません。きっぱりと廃炉の決断をして、廃炉作業進めるうえで必要な適切な対策は何か、この考え方、検討に転換すべきではないでしょうか。

皆さん、原電が火災頻発の件で反省した1つに「一般目線への感度が低かった」というのがあります。原電には感度を高めていただく必要はありますが、私たちとしては、原電に良く聞いていただけるよう「もっともっと大きな声で言いましょう。「東海第二原発の再稼働は諦めてください」。「原発事業ではなく廃炉事業へと転換をしてください」と。それでは皆さん、引き続き力をあわせましょう。


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