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7月11日、「3.11を忘れない東海イレブン行動」で訴えました

2024年7月17日(水)

[ 新着情報 / お知らせ ]

   7月11日、3.11を忘れない東海イレブン行動参加

この行動では、参加者一人ひとりが思いを込めて訴えています。
大名も訴えました。訴えた内容は次のとおりです。

駅前の皆さん、お仕事などお帰りのみなさん、今晩は。

村議会議員の大名美恵子です。今日もこの場をお借りして、「力をあわせて危険な東海第二原発の再稼働はやめさせましょう」と、訴えたいと思います。

みなさん今日711日は、東海第二原発が東日本大震災で被災してから13年と4カ月めの日です。あの日以来13年間、止まったままです。本当にこのまま二度と動かさず廃炉にしてほしい原発です。

東海第二原発は、国内で一番住民生活の近くにあり、5㌔圏内には64千人もの住民が暮らしています。その他にも、研究炉や再処理を行なってきた施設が近くにある、また東京ガスのLNG基地もすぐそばにあります。

どう考えても東海第二原発が立地している私たちの住む東海村は国内一危険が大きい自治体と言えます。

多くの住民が「再稼働はすべきでない」という中、10年前、原電は新規制基準への適合性審査を申請しました。その後、工事計画や延長運転などの計画も申請し合格とされてきました。

しかし、この合格とは安全を保障するものではない事、東海第二原発では事実をもって明らかになったと言えます。工事をする作業者たちが正しく仕事ができず欠陥工事になってしまったのに、そもそもは明らかにしないでも良いことになっていたという事がわかったことです。

安全対策工事の要の部分と言われる防潮堤工事が計画通り、設計通りの工事でなくても公表しなくてもよいなど、全く信じられません。でも本当にその通りで、昨年9月の内部告発が無かったら、私たちはあの大変な欠陥工事、鉄筋の変形やコンクリートの未充填、鉄筋カゴの高止まりなど、これで津波対策などできるはずないという事実を知らされずに、東海第二が再稼働するようなことになったかもしれないのです。

告発された方は言っておられました。「防潮堤は原子炉を守る為だけのものではない。住民を守る大切なものだ。工事をするならきちんと行い、それができないなら工事はやめるべきだ」と。

みなさん、規制委員会は取水口の防潮堤の基礎工事についてやり直しも含めて検討するよう原電に求めました。でも検討し直ししたら正しい工事ができるという保証になるのでしょうか。

 原電の新規制基準対応の計画も、規制委員会の合格も全く宛にならないというのが私の思いです。

今こそ廃炉の決断をするグッドタイミングと言えます。原電はもとより規制委員会も廃炉にするのがベストと判断できる(する)よう、多くのみなさんで「東海第二は廃炉に」の声をあげましょう。世論の高まりが廃炉を実現させる大きな力になると思います。

力をあわせてまいりましょう。



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