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火災発生防止の取り組みについて、原電の説明を聞きます
「原電の「火災発生防止の取り組みについて」、説明を
聞きます(東海村議会)
村長が発出した「厳重注意」は以下のとおりです。
東防原発第1530号
令和5年11月10日
日本原子力発電株式会社
常務取締役
東海事業本部長 坂佐井 豊 様
東海村長 山 田 修
東海第二発電所における火災について(厳重注意)
令和5年11月9日,貴社東海第二発電所敷地内において,仮設事務所屋外照明用ブレーカーから
火災が発生した。
同所においては,昨年度にも3件の火災が発生しており,その際,当村としては,これらの火災事
案は村民の信頼を損ねるものであり,かつ,社会的影響が大きいものであるとの再認識を求め,厳重
注意を行ったところである。
しかしながら,今年度においても7月19日,10月31日及び11月7日に火災が発生し,今回
の火災が4件目となるものである。これは,本村住民の安心・安全の確保の観点から誠に遺憾であり,
ここに厳重に注意する。
火災が頻発していることを踏まえれば,同所が昨年度に行った管理体制の改善が実質的に機能して
いないことを示すものであり,防火に対する貴社の組織風土に問題があると判断せざるを得ないと考
えることから,機器点検の在り方を見直すことはもとより,防火のための組織的な取組を検討し,
報告するよう求める。
村長の「組織風土に問題があると判断せざるを得ない」、この指摘はとても重要であったと思います。
原電の取り組み方針はどうなのか、説明をよく聞きたいと思います。
◇報告書を読んでみました。
組織風土との関係で、大名が特に問題と感じた2点は次のとおりです。
報告書から抜粋。原電の分析です。
①一般目線への感度が低く、防火意識をより一層高くする必要性に気づけなかった。消費者とのつながりが薄く一般目線への感度が低いという点は、改善意識が働かない背後要因になっている。
②保全重要度の低い設備に対するリソース不足を前提とした思考停止を背景として、発電所における火災撲滅に向けた取り組みが全社大で進められていないことによって業務設備や仮設設備の火災の顕在化につながった。
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