新着情報

大名美恵子ニュース546号、547号、548号、549号をお読みください。

2021年9月17日(金)

[ 新着情報 / お知らせ ]

大名美恵子ニュース、まとめてのお届けになりますが、ぜひご覧ください。


  大名ニュース546号       大名ニュース547号
     
   大名ニュース548号           大名ニュース549号

9月5日執行の東海村長選で、乾康代候補が最後の日に訴えた内容をお届けします。選挙は終わりましたが、とても大切なことが述べられていますので是非お読みください。20年も前から東海村の都市計画について研究をしてこられた方ならではの訴えです。


村長選の最大の争点

この村長選の最大の争点は,東海第二原発の再稼働問題です。

東海第二原発は,運転から40年以上たつ危険な老朽原発で,日本原電は,来年秋にも,この原発を再稼働させようとしています。

もしこの危険な原発が再稼働すれば,村民は,重大事故のリスクに怯えながら生活しなければならなくなります。村民にとって何よりも大切なのは,生活の安寧と地域の安定的な発展です。破滅的リスクをはらむ原発の再稼働を選択する必要などどこにもなく,また決して選択してはいけません。

 東海村の歴史に学ぶ

私は,都市計画の研究者として長年,東海村の原子力開発の歴史と住環境問題を研究してきました。

東海村では,原発を取り囲んで3万8,000人の村民の生活が営まれています。しかし,これは,きわめて異常なことなのです。住民の安全を徹底無視して開発してきた結果です。

なぜ住民の安全は無視されつづけてきたのか。それは,60年前,日本原子力産業会議が,東海原発の設置を念頭に,茨城県の都市計画行政に介入し,都市計画を著しく歪めたからです。

この歴史に真摯に学べば,村の安全な暮らしを取り戻すためには,再稼働を絶対に認めず,廃炉の道筋をきちんとつけることにしか選択肢はありません。

 全国が見守る村長選と私の決意

いま,いぬいやすよ選挙事務所と私のパソコンには,東海村,茨城県,首都圏,さらには全国から私への支援メッセージが怒涛のごとく届けられています。

全国の市民がこの選挙に注目しているのは,東海第二原発再稼働阻止を目指す村長が誕生なるか,「原子の火を灯した」東海村の村長選が,その火をひとつずつ消していく出発点となるのか,この点にあります。

一研究者にしかすぎない私が,東海村長選に立つという重い決意をしたのは,自身の研究成果にたてば,東海第二原発再稼働を目前にして,村民のいのちと暮らしを守るという理由を超える,出馬要請拒否の理由が見当たらなかったからでした。

私は,東海第二原発の再稼働を認めません。次に必ずくる廃炉後の村づくりを村民の皆さんとともに検討していきます。

コロナ感染対策の抜本強化

私の訴えの第二は,新型コロナ感染対策の抜本的強化です。

コロナ危機はいま私たちが直面している大災害です。村民のいのちと暮らしを守るために,希望する村民に無料のPCR検査を実施します。医療従事者,介護・福祉,教育・保育施設で働くすべての従業員へのPCR検査を無料で実施します。自粛要請の飲食店,コロナ減収の企業,村民への村独自の補償をします。

 女性の声を村政に生かす

私の訴えの第三は,村政に女性の声を生かすことです。山田村政にはこの視点がまったくありません。

その典型が,4つの村立幼稚園を村松幼稚園1つに統廃合する「再編計画」です。山田村長は,村民の声をいっさい聞くことなく,一方的にこの計画を決定してしまいました。私は,村立幼稚園の再編計画について,村民,女性の声を聞きながら見直します。

原子力防災は村の最重要課題の一つですが,この課題にかかわる地方防災会議や原子力安全対策懇談会。ここでも地元女性の声は徹底して排除されてきました。私は,村の政策づくりに女性の登用を積極的にすすめます。

 「福祉日本一の村」を再びめざす

私の第四の訴えは,村上元村長がすすめた「福祉日本一の村」を再びめざすことです。山田村長は,福祉施策を大きく後退させました。東海村は豊かな財政力を誇る自治体です。私は,この豊かな財政力を生かして福祉施策を再び拡充します。

 みなさん,私は,山田村政の大きな歪みを正し,あるべき地方自治を取り戻します。東海村初の女性村長の誕生で,東海第二原発再稼働ストップ,福祉施策の拡充,これをとおして,安心して住み続けられる村を実現します。みなさん,私を村長に押し上げてください。よろしくお願いいたします。ありがとうございました。

〝子らの未来のために〟乾さんは訴えました。



     
ホームへ戻る 一覧へ戻る
ページの先頭へ