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9日、「村立幼稚園・保育所等の再編整備基本計画」の見直しについて、村長による説明会が開かれました

2020年10月10日(土)

[ 新着情報 / お知らせ ]

「見直し計画はいったん白紙にしてほしい」、これが住民の願いです‼

 「村立幼稚園・保育所等の再編整備基本計画」の見直しについて、村長から直接説明するという事で、幼稚園の保護者と、来年4月から入園を希望している子の保護者の方々が、東海文化センターに集められました。
 説明では、これまで担当課の説明にはなかった「須和間幼稚園と舟石川幼稚園の廃止は、1年延期して令和5年度とする」ことと、「11月中に幼稚園職員ワーキング・チーム会議(仮称)を設置して、統廃合後の新たな取り組みについて検討する」ことが追加されました。
 
 東海文化センターに集まった村立幼稚園の保護者等の方々からは、「見直しはいったん白紙にしてほしい。どういう見直しがいいのか一緒に考えたい」「1園にしなければならない理由が良く分からない」「東海村が子育てに優しい村と聞いて越してきた。公立幼稚園に入れたい」「須和間から村松幼稚園まで歩いていくことなどできない」など、たくさんの意見が出されました。

 村長は、「1園に集約するという方針は変えない。方針が決まっていないと話し合いをしてもだらだらするだけ。村としては幼稚園のことだけが課題ではなく、さまざまな課題があり、全体を見る中で財政的なことも踏まえ1園に集約するのが望ましいと判断した。これを変えることはしない」と述べました。

 これに対し保護者さんらは、「村が1園に集約することは変えないが、意見を聞くという集まりなら、来ても意味がなかった」、「どうしても白紙にできないということは、もう(村長)選挙で問うしかないということか」など真剣でした。

 保護者の方々の真剣な意見に対し村長が「正しく理解してもらうのは結構難しいんだな」と思ったのか、くすっと笑った場面があり「笑っているときじゃない」と保護者から大きな怒りの声が上がりました。

 村政の様々な課題がある中で、この問題を考えた結果と言いますが、幼稚園3園を廃止するというのは、仮に村道を3路線廃止にするということとは全く質的に違います。質的に違うことを同じく並べて評価したら、何が基準になるかと言えば村長が得意とする「村政に聖域はない」とし、単純に「費用対効果」で見るだけです。教育や福祉の問題を「費用対効果」で見ること自体間違いだと思いますが、それをやれば、住民サービスはどんどん後退させるばかりになります。

 村長は、東海村をどんな魅力ある街にしたいと思っているのかわかりません。「舟石川幼稚園の3歳児今年度入園者は8人だったのには驚いた。まさかこの東海村がここまで減るとは」など目先の現象を見て判断する、村の財政を安定して継続させる などばかりが重視される村政では、村に住み続けたいと思う人はどんどん減っていくのではないでしょうか。

 住民が安心して住み続けられる村にするために、住民の声を大切にした村政にすることが重要です。




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