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15日、山田修東海村長の「再稼働容認」発言の真意を確認する懇談を行いました
「私はもともと容認派。脱原発ではないとこれまでも言ってきた。しかし東海第二原発についての考え方は違うと、これもいつも言っているつもり」
私たち村議4人は、今回の誌上対談での山田村長の発言は、これまでの議場や住民の前での村長のスタンス(東海第二ついては中立的考え方で、再稼働の是非については判断していない)とは打って変わり、まるで原発推進派の発言になっていることを受け、「これでは住民や議会への裏切りともとれる内容」と判断し、その点を指摘したうえで、対談での発言はすべて問題があるが、主に6点にまとめて、考え方を質しました。
1.この時期、なぜこの対談の要請を引き受けたのか
2.東海第二原発を再稼働させたいととれる発言
3.原発批判者の分断・排除を狙っているととれる発言
4.原発事故と避難計画に対する認識の甘さ
5.(原子力は)「自分にとっては必要ない」と言う人への村長の評価はヘイト発言ともなる
6.原発推進者の議論全開のたいだんであった
村議4人との懇談で、山田村長は釈明に終始しましたが、その中心は標記の「私はもともと容認派。脱原発ではないとこれまでも言ってきた。しかし東海第二原発についての考え方は違うと、これもいつも言っているつもり」でした。
また、「発言の表現や言葉使いなどで、配慮が足りなかった点もあり、反省すべきと思っている。対談自体は事実で、批判があっても受け止めるしかないと思っている」とも述べました。
私たち村議は村長に、「議会全体への説明が必要」との考えを示し、議長に要請することを伝えました。
また6首長懇談会に対する発言も、大変突き放した感じになっていることも指摘し、他の5首長への説明も必要であることを伝えました。
村長は、最後に「今後、住民の声は、関心を持ってもらい、ゼロから聞いていく。私は容認派ではあるが、東海第二原発については、自分の考え方で再稼働是非を判断することはない。もっとも重要なのは住民の意向。ただ、原発に関する住民の声が全体的に聞こえてこないのが、難しいところで大いに悩んでいる」と述べました。
日本共産党茨城北部地区委員会と村員会は、昨年、東海第二の稼働40年を前に、山田村長と懇談を行いました。「再稼働の是非ついては、広域避難計画の策定状況と、住民の意向把握に努めてから判断する」と、確認したばかりでした。全く今回の誌上対談は、信じられない思いです。
村長に対し、国がかりの「もう言ってしまえ」との指示が出たのかと思ったくらいです。
村長としての立場をしっかりわきまえ、住民に責任ある言動が求められています。
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