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山田修東海村長が、「BWR原発もしっかりと再稼働していく必要がある」と発言

2019年11月10日(日)

[ 新着情報 / お知らせ ]

品田宏夫刈羽村長と山田修村長の対談のタイトルは、

「BWRの再稼働」 困難あり、便法あり、希望あり

どうして、こういうタイトルの対談を引き受けたのでしょうか。真意が知りたいです。

対談では、「BWRの東海第二原発」とは言っていませんが、村長のことばで原発の「再稼働の必要性」について初めて語られたのが、村民の前でもなく、議場でもなく、刈羽村長との対談で、でした。

対談内容(ここをクリックしてください)は、ENERGY for the FUTURE2019No.4 (10月1日ナショナルピーアール社発行)誌上で紹介されています。

山田村長のこれまでの東海村議会議場や、村政懇談会などでの言動であった「東海第二原発の再稼働是非の判断はできない」が、一般に「BWR原発の再稼働はすべき」との判断はできるという、住民からは大変分かりにくい村長の思考であると思います。

これまでに議場で「私は脱原発ではない」ということを発言したことがあると記憶してはいますが、「東海第二原発が再稼働に向けて工事の完了を待つだけとなった」というこの時点でのこの発言は、住民にとっては衝撃的です。

議場では、「今は再稼働是非の判断はしない。実効性ある広域避難計画の策定と、住民の意向把握が済んでから、判断作業に入る」と発言していました。この発言と対談での発言とには矛盾はないのでしょうか。むしろ、「柏崎刈羽原発の再稼働のためには、まず東海第二原発の再稼働が必要でしょう」と言っているようです。

対談では6市村首長懇談会についても、「基本的には各首長が希望して権限を得たわけですから、各自治体で対応していただきたいと思います」と、突き放したように語ったのですが、村長就任時からこのような考え方だったのか大変驚きました。まるで「私は座長ではあるが、なりたくてなっている訳ではない、私は私だ」と言っているようにも聞こえます。

村長は「(福島)あの事故があったから、新規制基準が出来ているのですから、論理的に考えれば、時間的なものも含めて、同じような事故はまず起こらないと思うはず」と述べましたが、これはまるで住民が「福島のような事故は二度と起こされては困る」と思い、「技術が未完成な原発は動かしてはならない」と考えることを否定しているようです。

また「これまで3回の避難訓練をやったという経験値があるので、行政はもちろん住民もある程度の動きはわかっているのですが・・・」とも言っていますが、訓練への住民の参加者は、3回とも重なる方が結構多いですので、「動きはわかっている」という村民が一体どれだけいらっしゃるのか、疑問です。役場職員の方は大分慣れてきているかもしれませんが、実際の事故時に適切な対応ができるのか、誰も解らないというのが現実だと思っています。

村長への聞き取りをしっかり行いたいと考えます。 

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