11日、女川原発2号機の再稼働に「地元同意」が表明されました。宮城県知事は、経産大臣と東北電力に「同意」の意思を伝えたという事です。新規制基準に基づく審査から9か月という異例の速さで再稼働に向けた手続きがすすめられました。東海第二原発では絶対同じことは許しません。

東海第二原発周辺６市村で構成する「原子力所在地域首長懇談会」が、４日久方ぶりに開催されました。首長としては、この間の新型コロナウイルス対応で大変だったと思います。しかしそんな中でも国民のなかで７～８割が反対する原発再稼働を狙っている原電の東海第二原発にかかる工事は、どんどん進められています。原電は自ら提案した新安全協定を真摯な気持ちで運用しようともしていません。首長懇談会の開催は多くの住民から待たれていました。

原子力所在地域首長懇談会開催の知らせが入りました。ぜひ議論してほしいと考えたこと、その中から村長にも伝えたことなど掲載しています。また幼稚園統廃合問題で、２度目の議会全員協議会が開かれました。大名の質疑の一部ですがご紹介しています。ぜひご覧ください。

９月議会のご報告と、２面では、保育所・幼稚園統廃合問題を特集しました。報告書制作力量不足の点からも、十分なご報告ができませんが、ぜひお読みください。２５日付新聞各紙に折り込まれます。

菅義偉政権による日本学術会議への人事介入が、重大問題になっています。菅首相は「前例を踏襲していいのか考えた」など言っていますが、前例とは法律にもとづく任命のことです。１９８３年の学術会議法改定当時の中曽根首相の国会答弁でも、「学術会議がだしてきた推薦名簿を形式的に任命すること」と答え、「それが学問の自由・独立を保障することだ」と述べました。

9月25日の自民党内閣第1部会で、「女性はいくらでもうそをつけますから」と大暴言をはいたと報じられた自民党杉田水脈衆議院議員。ただちに謝罪・撤回、議員辞職が相当です。何を根拠に言ったのか分かりませんが、1つ考えられるのは「自らのことを言った」のではないかという事です。仮にそうだとしたらそれを女性全員にあてはめて論ずるのは、問題です。「うそ」を言ったと言われても仕方ありません。

議会原子力問題調査特別委員会は、8日、原電東海第二発電所の工事状況の調査を行いました。調査は、コロナ禍にあるという事で、当初予定より3ヶ月と大分遅くなりましたが、事前に説明を受け、バスで移動しながら視察しました。

９日の東海文化センターは、大変緊迫した空気に包まれました。「基本計画の見直しは、いったん白紙にして、どういう整備がいいか話し合いたい」という幼稚園の保護者等の方々の意見に対し、村長は「幼稚園を１園に集約するという事は変えない」と、何度か明確に述べたためです。

議会最終日２５日の閉会後、全員協議会が開かれました。２０１８年に策定した「東海村幼稚園・保育所等に関する再編整備基本計画」の見直しについて説明がありましたが、東海村の姿を変える大変な計画です。さしあたっては村立幼稚園を１園にするという統廃合、そして状況見て保育所も１施設減らし２保育所にするという計画です。こんな重要なことを村だけで決めてしまったというこの手法もまたひどいものです。日本共産党は、「見直し計画の中止と、住民とともに作る新たな整備計画策定」を求めました。

９月２５日、全ての議案の審査・審議を終え、９月議会が閉会しました。今議会では４会計決算に反対、１請願に賛成し討論を行いました。
また、請願等に基づき、３本の意見書を国に提出しました。